Unity5.6でGoogle Cardboardを使ってAndroid VRアプリを作るための環境構築
背景
私はUnityを初めてまだ間もないのですが、タイトル通りUnity5.6でGoogle Cardboardを使ってAndroid VRアプリを作るための環境を構築する方法を自分なりに調べたので、簡単に一通りまとめたいと思います。もっと基本的なUnityのこともブログで書きたいのですが、それはまた今度にして今回はこのトピックスを取り上げていきます。
動作環境
手順
- Unity5.6をインストール
インストールの詳細に関しては、後日ブログで取り上げるかもしれない。コンポーネントの選択画面でAndroid Build Supportのチェックを入れることを忘れずに。余談はであるが、Unityはフォルダのネーミングさえきちんとしていれば1つのPC上に複数バージョンを共存させることができる。
- AndroidスマートフォンにGoogle Cardboardをインストール、PCに接続し開発者モードにしておく
これに関しては以下を参考にさせていただきました。
- Java SE Development KitとAndroid SDKをインストール
先で挙げたサイトにやり方が載っている。インストールの詳しい方法は後日自分でもまとめる予定。インストールしたらUnity上でパスを通しておく。Unityで新しいプロジェクトを作成して、メニューバーのEdit→Preferencesを選択、External ToolsのAndroidでSDKとJDKをインストールした場所を書く。
- ビルドの設定
動作確認用の簡単なシーンを作成し保存した後、ビルドと実機での実行のために必要な設定を行う。メニューバーのFile→Build Settingsを選択。Add Open Scenesで作成したシーンを選び、PlatformでAndroidを選択。その後、PlayerSettingsでさらに詳細な設定を行う。
Company NameとProduct Nameをデフォルトから適当なものに変更。変更の仕方・注意事項に関しては以下を参考にさせていただきました.
その後、Other SettingsのVirtual Reality SDKsでCardboardを選択。ここの設定の仕方を説明している動画を見つけたので、参考にさせていただきました。
how make google vr in unity5.6さらにOther Settings内のMinimum API LevelとTarget API Levelを適当に変更。Minimum API Levelに関しては、CardboardがAndroid 4.4 (API Level 19) 以上でなければ対応していないとのことなので、少なくともそれ以上を設定する必要がある。Target API Levelは自身のAndroidスマートフォンのバージョンに合わせて設定。
ここまで設定したらBuild Settingsに戻り、Build and Runを行う。エラーメッセージが出た場合、Consoleにそのエラーの詳細が書かれる。ちなみにConsoleはメニューバーのWindow→Consoleで出せる。
その他
ちなみに、Unity5.6より前のバージョンでもCardboardを使ったAndroid VRアプリ作成環境を構築していたのですが、環境構築に関してはUnity5.6の方がはるかに簡単にできます。